2015年9月30日水曜日

『album』―ESCAPE―extra(2)

(HP版で読む)





 「伊織さんも、洗濯物がありましたら出してください。」

「…僕はいいよ。自分でするから。」

「そうですか。」

 と、それだけ言って、その人はさっさと部屋から出て行ってしまった。

 言われたことだけ、そつなくこなす、

 まるでロボットみたいだと思うと、ちょっと笑える。

 食卓の上に並んでいるのは、数種類のパンと、

 ふかふかで綺麗な色をしたオムレツに、サラダやスープ。


 僕は席につき、ため息をひとつ零した。

 柔らかなオムレツにナイフを入れると、中からとろとろの半熟卵が溢れ出した。

 せっかく美味しそうなのに。

 全部食べれる気がしない。

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