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tonberi & zu-cha 140SSリレー
『サクランボとクリスマス』
青い字が、tonberi
赤い字が、ずーちゃ です。
続きからどうぞ…↓
指が布越しからでも、李央の其処へめり込んでいくのが分かる。
「ま、待って…」
李央の行動に、ただただ焦る伊織。だけど彼がそれを求めていることだけは分かった。
「だって僕、その…した事ないし…李央を満足させる自信ないよ。」
未知への不安に身体が強張ってしまっていた。
さっきとは打って変わった態度に李央は笑みを堪えきれない。
「わかった」
李央は伊織の手首を掴んだまま身体を翻すと部屋の中にあるベッドへ脚を進める。
「伊織って童貞だったんだ」
掴んでいた手首を引っ張り、ベッドへ伊織の身体を放り投げるとすぐさまその腰に李央は跨がった。
スプリングに沈み、跳ねる身体を上から跨った李央に押さえ付けられる。
言われた言葉にまた更に顔が熱くなった。
「そうだよ、悪い?」
そう言ってフンッと視線を逸らしたけれど、本当は…
艶然と微笑む李央のグレーの瞳に見下ろされて、ドキドキと心臓が煩く音を立てていた。
「あはは、強がっちゃって可愛いな」
李央は自分のワイシャツのボタンに手をかけ一つずつ外しはじめた。
「やり方は教えてあげる。どうする?俺で卒業しちゃう?」
ふてくされているような横顔の伊織の視線だけが李央を見上げると、それに対して挑発するように李央は悪戯に笑った。
露わになっていく肌、引き締まったしなやかな体に、伊織は思わずコクリと喉を鳴らした。
どうすれば良いのか分からない不安は確かにあって、それと同時に忘れていた本能のようなモノが身体の奥から湧いてくるような感覚に戸惑いを覚える。
「本当に?僕がしても…いいの?」
「勿論」
伊織がしているネクタイへ手を伸ばした李央は、それをゆっくり解いていく。
次にワイシャツのボタンに手を移して左右に開き伊織の肌を露わにした。
「やみつきになっちゃったりして」
白く細い身体をなぞるように首元から降りてきた李央の指が、伊織の制服のスボンに引っ掛かる。
「…あ…、」
李央に触れられただけでゾクゾクと甘い痺れが背中を駆け上り、伊織は小さく喘いで身をを捩った。
制服のズボンと下着を一気に下されると、さっきまで緊張で萎えかけていたはずの半身は、ふるりと震えて頭をもたげはじめていた。
腰から退いた李央は伊織の脚と脚の間に座り込み、目の前で勃ち上がっているモノを掴んだ。
「なんか、顔に似合わずいいモノ持ってるよね」
亀頭を掌に包み、クチクチと揉むと先端から透明な液体が滲んできた。
李央はその場でうずくまり口を開くと、一気に根元まで咥え込んでしまった。
「そんなことっ、あ…ッ」
いきなり熱い粘膜に包まれて、激しい口淫に急速に高められていく。
李央が与えてくれる快楽は、いつも伊織の理性を容易く崩してしまう。
「ん…あ…ぁッ」
サラサラと落ちて肌を擽る李央の黒髪へ指を挿し入れ、視線を下へ落とせば、情欲に濡れた瞳と目が合った。
続きます…
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ぽちっと↓
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