★初めて読む方は、こちら から ↓
tonberi & zu-cha 140SSリレー
『サクランボとクリスマス』
青い字が、tonberi
赤い字が、ずーちゃ です。
続きからどうぞ…↓
ぐんと伸びた先端が喉奥に押し入り圧迫する。それが苦しいけれど気持ち好い。
頭を上下させながら先端の括れをなぞり,、蜜口を舌先で抉れば、低く短い呻き声と共に咥内で李央の半身が大きく波打った。
「…ん。」
数度に分けて咥内に散る白濁を、伊織は喉を鳴らしながら飲み干していった。
数回に分けて出て行く動きに合わせて伊織の口内が窄まり最後まで吸い取ってくる。
「ンッ…ア…ッ」
気持ちよさに耐えかねて李央の腰が前後し、伊織の顔を苦痛に歪ませた。
喉を挿されて吐き出しそうになったが堪え、刺激し続けてみれば李央の眉が寄った。
「ハッ…伊織、離して…」
言葉と共に荒い息が零れ落ち、不意に李央が腰引いた。
呼吸の苦しさに息をついた伊織の口元に、李央の濡れた先端が触れている。
飲み込むタイミングを外した白濁が、伊織の開いた唇からひと筋溢れて白い顎を伝い落ちた。
「…どうしたの?気持ち良くなかった?」
わかっていてわざとそう言った伊織の顔へ手を伸ばし、顎を伝う精液を指で掬うと口内へ押し込む。
「上手で驚いただけ」
指に絡まる舌を感じながら引き抜き、伊織の二の腕を掴んで立たせた。
「次はどうする?舐めて欲しい?挿れて欲しい?それとも、伊織がしてみる?」
李央の言葉に伊織は不思議そうに首を傾げた。
「僕がするって?どういう意味?」
さっきから期待で腰の奥が疼いて仕方ないのに。さっき自分の喉奥を突いてくれたように、今度は身体の中を同じようにしてくれるとばかり思っていた伊織には、李央の言っている意味が理解できなかった。
ニヤリと李央が口角を上げると、逆手にした掌で伊織のモノを掴み、「これを…」と続け、次にもう片方の手を取り、自分の後方へ導き、スラックス越しの双丘に伊織の指を食い込ませ、「ここに挿れるだけ」と、耳元で囁いた。
「簡単でしょ?」
李央は愉しくて仕方ない顔をしていた。
言われた言葉にも、すぐには反応できなくて少しの間が空いた。
それでもまだ触れた事のなかった李央のそこに、指を導かれいる事に漸く気付き、次の瞬間、顔がカッと熱くなっていく。
「え…だって…」
戸惑って、導かれた手を引こうとしたが、李央はそれをしっかり掴んで許さない。
「ん?なに?」
言葉の続きを促してみるが、顔を赤くしたまま伊織は黙って俯いてしまう。
ハッキリしない態度に苛立ちを覚えた短気な李央は、それに当たるように掴んだ手に力を込めて強く押し付け擦った。
まるで伊織の手を借りて、オーナ―ニー しているようだ。
続きます…
next← (5) →prev
ぽちっと↓
0 件のコメント:
コメントを投稿