2016年2月16日火曜日

R18ssリレー『サクランボとクリスマス』(17)


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tonberi & zu-cha 140SSリレー
『サクランボとクリスマス』

青い字が、tonberi
赤い字が、ずーちゃ です。


続きからどうぞ…↓








 その声は震えていた。苦しさからなのか、強すぎる快楽のせいなのか。熱の籠った肌は汗ばんで、綺麗な紅に染まる。

 伊織は李央の胸に手を突いて、重い身体をゆっくりと起こし、李央の猛りに視線を移す。


「今ラクにしてあげる。」


 呟くように言うと、キツく縛ったネクタイを解いていく。


「はあッ」


 微かに指が触れるだけでも、電流のような快感が李央の表情を険しくする。せき止められていた血管が膨張するのと同じに欲が駆け上がってくる。


「いッ─アアッ!」


 ネクタイが全て解かれると、伊織はすかさずそれを握り激しく上下に扱いた。李央の身体がシーツに波を立てのたうつ。

 手の中で李央のモノが大きく跳ねるように脈打ち、夥しい量の精が伊織の手を濡らし、飛沫は李央の胸にまで飛ぶ。

 長く収まらない激しい遂情に腰を震わせ、李央は残滓を吐きだし続けていた。


「気持ちよかった?」


 少し心配そうな声で問いながら、伊織は李央の肌に散った白濁を舐めとっていく。


「あ…ぁ… 」


 強い開放感が脳を痺れさせ、李央は手足の感覚が殆どない。ピクリと動いた指先もそれ以上の動きはできないようだ。

 伊織の舌が李央の肌を丁寧に這い、胸から首筋へと上がり下顎を舐めた。


「李央? 」


 反応のない李央を心配し、伊織が間近で顔を覗くと、その焦点はまだ揺らいでいた。

 李央はまだ快楽の波に呑み込まれていた。


「大丈夫? 」


 伊織の形を縁取るように蕩けて、ピタリと一つになった李央の体内は心地好い。

 出来ればこのまま二人で繋がったまま溶け合って、眠って戻れなくなってもいい… なんて思いながら伊織は名残惜しそうに腰を引き李央の中から出ていく。


「う、ぁ… 」


 激しく突かれ続けられていた後孔は、殆ど感覚が無いはずなのに、抜けていく様子を目の前で見ているように生々しい。

 腰を引きベッドに座り込んだ伊織からは、口を開き赤くなった体内を覗かせる後孔が見える。そこをそんなに厭らしくさせたのは自分なのかと伊織は喉を鳴らした。

  ヒクつくそこからトロリと溢れ出る自分の欲を指で掬うと、李央は微かに反応して吐息を漏らした。


「僕、これ癖になっちゃいそう。」


 こんなに無防備な李央は、今までに見た憶えがない。


「ねえ李央は? 」


 うっとりとそう問い、漸く解放され、まだ薄い白濁を流し続ける李央の先端に舌を伸ばす。


 「ッ、」


 ねっとり舐め上げられる舌の感触に、李央の身体が息を吹き返す。


「伊織…」


 怠そうに起きがる上体に伊織も顔を上げる。


「ここまでされるとは思ってなかった。」


 そう笑う李央は、伊織の顎を掴み唇を合わせた。口内で一度だけ舌を絡め李央は顔を引くと伊織は物欲しそうな目をしていた。


「教えてくれたのは李央でしょう? 」


短いキスが不満だと言わんばかりに。伊織は離れていく李央の唇を追いかけ、同じように咥内で一度だけ舌を絡めて顔を引き、


「キスしながらセックスするのが気持ちいいって事も… 」


 李央の腰に腕を回しながら目を細めた。


「李央の中が気持ちいいって事も。」


「そうだね。」


 引きせられる腕に、李央も応え絡める舌を激しくしていく。

  キスは好きじゃないと言っていた伊織は、嘘のように積極的に舌を絡め夢中になっている。


「ん、伊織。」


 頬を掌に包み髪を撫でると、李央から唇を離し伊織の肩を押しやる。


 「そろそろ時間かな。」と、床に脚を下ろした。






続きます…


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