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2017年3月22日水曜日

『出逢えた幸せ』 第一章:聖夜と生クリーム味の……(22)

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第一章:聖夜と生クリーム味の……(22)※R18



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「…… ンッ……! あぁッ……」


 体の中を探る指が、教えてくれる快感には抗えなくて、感じるままに嬌声をあげてしまう。

 このままずっと続くような、終わりがないような、強すぎる刺激が、なんだか怖くて、目尻から涙が零れた。

 滲んだ視界に透さんの顔が、ぼやけて見える。 縋り付きたくて伸ばした手が震えてしまう。

 その手に透さんが、指を優しく絡めてくれる。

 ギュッと握ると、強く握り返してくれた。

 瞼から目尻に舌を這わせ、零れる涙を拭ってくれる。

 優しさに、胸が熱くなる。


「んッ……」


 俺の中に挿し込まれていた指が、出て行く感覚に、吐息と共に声を零してしまう。

 整わない息を吐く俺を、熱の籠った眼差しで見下ろしながら、透さんは俺の腰を両手で掴んで引き寄せた。

 大きく足を開かされて、硬くて熱い切っ先が後ろの入り口を突く。

 そこに充てがわれただけで、指とは全く違う大きさに、思わず身を固くしてしまった。


 ―― 絶対無理だ、これっ!


 ここまできて、解っちゃいるけど、怖すぎる。


「挿れるよ。力抜いてて?」


 ぐっと腰を入れられると、やっぱり腰が引ける。


 ―― やっぱり怖いっ! 俺、処女みたいじゃん…… って、バックバージンなんだよ!


 ここで止めるって言ったら、止めてくれるかな……


 上目遣いで見上げると、透さんは、何故か切なそうに俺を見つめていて……。


「大丈夫、ゆっくりするから」


「で、でもっ、俺、やっぱり…む…っ、」


 言いかけた言葉は、透さんの唇に塞がれて、消えていく。深い口づけで、全身が堕ちていく感覚。


 ……大丈夫だから…、と、耳元で囁いて、透さんがゆっくり腰を進める。

 硬く閉じているそこを、指で割り開いて、少し強引に先端をねじ込んできた。


 ―――――――ッ!! 


 痛みと恐怖で、身体が強張り、小さく震えた。


「直っ、力抜いて」


 ―― …… はぁー、ムリぃ―、どうやったら力抜けるんだろう……。


 透さんは、腰を進めながら、胸に唾液を含んだ舌を這わせて、小さな突起を甘噛みする。


「は…ぁあ…」


 そこから生まれる甘い快感に、思わず息を吐き出した。


 透さんの空いてる手が、痛みで萎えてきていた俺の中心に伸びてきて、長い指が俺の弱い部分を知り尽くしているように、刺激する。


「あ…… っ あ…… は…… っ」


 気持ちよさに反応して、身体の力が緩く抜けた気がした。

 透さんは更に腰を進め、熱く猛った硬い塊が、内側を押し広げるように奥へと入ってくる。

 入り口の辺りが、ギチギチと音を立てている気がした。


「き…つい…ッ」


 透さんが、苦しそうに呟く。

 見上げると、額に汗を浮かべ、切なそうに目を細めて、俺を見下ろす透さんと目が合った。

 その顔が、妙に色っぽい…… なんて考えていると、先端が奥へと潜り込む感覚がした直後、透さんに腰を引き寄せられて、一気に奥まで貫かれた。


「あ----ッ!」


 俺の中が、透さんので一杯になってる。


「全部、挿ったよ」


 熱い息を吐きながら、透さんが覆いかぶさるように唇を重ねた。


「直の中、…… 凄い熱い。俺、もたないかも……」








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