2017年6月10日土曜日

『出逢えた幸せ』第二章:迷う心とタバコ味の……(38)

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第二章:迷う心とタバコ味の……(38)



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「おい桜川、本気かよ」


 目の前にしゃがみ込んで見ていた先輩が、愉しそうに桜川先輩を見上げた。


「本当はね、こうして男の手で善がってるのを写真に撮って、構内の掲示板に貼ったら、面白いかなーって、思ってたんだけどね」


 ―― 何て恐ろしい計画を立ててるんですか、桜川先輩!


「でも、喘いでる顔が可愛いから、最後までやっちゃおうかなーって」

「マジかよー」


 店内に響く3人の笑い声。


「俺ね、男もイケるんだよね。 何なら、ハメ撮りとかもいいかもね、俺の顔は写さずにね」


 桜川先輩は笑いながらそう言うと、俺の顎をぐいっと掴み、俯いた顔を上げさせられて……


 ―― キスされるッ


 反射的に顔を逸らしたけど、避けきれずに唇の横を舐められて、また身体が震えた。


 ―― しかも、今、ハメ撮りとか言った? 冗談じゃないっ!


「乳首だけで、随分感じているみたいだけど、下の方はどうなってんの?もうキツイんじゃないの?」


 クックッと笑いながら、俺の顔を覗きこむ。


「脱がしてやんよ」


 目の前にいた先輩が、俺のベルトをカチャカチャと外そうとしている。

 ちょっと待って。 これマジなの? 何か悪い冗談だよね?

 だけど、抵抗しようとした手は、背後から桜川先輩に拘束されてしまう。


「や、めっ……」


 ジタバタともがく足は、もう一人の先輩に押さえ付けられて、ジーンズと下着を一気に膝の辺りまで下ろされて……

 俺の意思なんて関係なく、すっかり猛ってしまっている半身が、空気に晒された。


「あれぇ、ホントに胸だけで感じちゃった?」


 さっき、ゆり先輩とトイレでイチャイチャしてても、何の反応も無かったのに、今は痛いくらいに主張していて、既に先走りで濡れそぼっている。


 ―― なんでなんだよ…… ホントになんか、身体が変なんだけど……。


 耳元で「淫乱だな」と、囁く桜川先輩の手が伸びてきて、俺の猛りきった半身を撫で上げる。


「ア…… あっ……」


 予想以上の刺激に下肢が震えて、吐息と共に甘すぎる声が漏れてしまった。 あともう少しでも刺激を与えれば、即効で達してしまいそう。


「ねえ直、自分でして見せてよ」


 ―― え?


「もう、イキたいんでしょ?だから自分でやりなよ」


 そう言いながら、桜川先輩が俺の耳を舐めあげた。


「あ…… ン…… は…… ッ」


 クチュクチュと耳の中に舌を入れられて、堪らずに腰が浮く。


「や、やめッ」


「ほら、早く自分で触りなって」


 もう、どうしようもなく、イキたくて手を伸ばそうとしたその時、デジカメを構えている先輩の姿が視界に入った。

 駄目だ、こんな自分でヤッてるところを撮られるのは、絶対嫌だ!

 辛うじて残っていた理性で手を止めると、耳元で桜川先輩がクスクスと笑う。


「どうしたのー?早くやらないと、後ろ、いきなり突っ込んじゃうよー?」


 悔しくて、悔しくて、涙が滲んで視界がぼやけた。








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